写真つれづれ bP32


            棒ノ嶺 (棒ノ折山)
              2012.8.2

猛暑日のこの日、つかの間の涼を求めて棒ノ嶺の白谷沢登りに行ってきました。西武池袋線飯能駅からバスで40分、奥多摩と奥武蔵の境にある山です。

             白谷の泉

河又・名栗湖入り口バス停からダム沿いに30分ほど歩いていくと車が数台止まっていてそこが登山口。入り口に水場がありましたが放射能云々という話もあり手と顔を洗っただけに。豊かな自然が丸ごと汚染の心配があるのかと思うと。。。。

            ナントカの滝

林の中を歩いていくと瀬音が聞こえて来て、蒸し暑さが消えるころ沢に出ました。登山口で一緒になったのはなんと昭和2年生まれの方。飄々とマイペースで楽しみながら登る姿に脱帽。若い頃は槍だ穂高だと本格登山をされたとか、この日もまめに記録をとっていました。ここは四季折々何十回来ても良いところだそうです。

              ゴルジュ

両側の岸壁がせまっている細い谷筋をゴルジュというのだそうです。連日の日照りで水かさは減り沢を右に左に渡るのも楽々。涼しいし緑は美しいし気分は最高ですが、連れになった達人はかつて雨になり急に水かさが増え怖い思いをしたことがあるとか。鉄砲水という言葉が浮かんできました。

                鎖場

短い鎖場を超えると沢とはお別れ、約2km子ども心に戻り楽しみました。林道から尾根に出て頂上を目指します。

               木段

長〜く急な木段が続きます。空が見えるところまで行ったら頂上かと思ったら道は曲がってまだまだ木段は続いていました。達人はこちらへは回らず沢登りが終わると下山した様子。さすが。でもまあ一度は頂上を知っとくのも良いかと連れ合いを宥めながら登ります。

              頂上到着

最高に見晴らしが利く日には赤城山や谷川岳、尾瀬の燧ヶ岳、新宿高層ビル群まで見えるそうですが、今回は奥武蔵の山々を見下ろし深呼吸。春や秋は家族連れのハイカーでかなり賑わうそうです。(これってハイキング?!)

              さわらびの湯

下りは尾根伝いを河又まで下ってみました。木の根が露出した(景色の変わらない)でこぼこ道を延々と下るので、登ってきた沢沿いのコースのほうが夏の山歩きが楽しめたかな。今日の終点は市営の天然温泉さわらびの湯(800円)。地元産の木材をふんだんに使った施設で汗を流してさっぱり。ここまで来て自販機の飲み物のみ?と思いましたが、それも汚染の心配のためだったのかなあ。

              うな重

駅近くの商店街をぶらびらしていて、活うなぎのノボリに誘われて入ってみました。骨せんべいをつまみにビールを飲みながら待つこと30分位か。一日山歩きをして疲れていたのですが、ふんわりとして香ばしい蒲焼きはとっとと胃に吸い込まれてしまいました。柚子の香りの効いた肝吸いも◎。飯能で100年以上続くお店だそうです。畑屋で3150円。
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