写真つれづれ bP47


          がんばろう東北!
      第37回松島ハーフマラソン
          2013.10.13


日本三景の一つとして知られる松島は穏やかに凪いでいました。311震災の津波被災地ですが、伝統のマラソンは「がんばろう!東北」のスローガンと共に震災の年も途切れずに続いてきました。今年は4種目(ハーフ、10K、5K、3K)で7137名が完走しました。(Chensiyuanさんのフリー画像を使わせて頂きました。

      愛姫(めごひめ)御霊屋(おたまや)

伊達政宗公の菩提寺・瑞巌寺は本堂他7棟が平成の大修理中のため、正室陽徳院(愛姫)の墓堂が特別公開されていました。鬱蒼とした参道奥の小高い所にあり、黒漆に金箔極彩色で豪華絢爛、当然内側も贅を尽くした作りだそうです。愛されていたんだなー、雨ざらしで良いのかなー。

         ゲート&横断幕

当日は天気は良いものの朝から強い風が続きました。ゴールの横断幕は残念ながら選手が戻る頃にはあまりの強風で外されてしまいました。

          ゴール1

アップダウンが続くコースに強風が加わりタフなレースになりました。松島湾内は260の島々が津波を緩衝したのですが、湾の外側の野蒜海岸(ハーフの部の折り返し地点)は街が根こそぎ流され壊滅的な被害を受けました。今だ津波時の海水が残り汚泥の更地が続く海側とニュータウン造成中の山側の様子が対照的だったそうです。(写真はゴール付近です)

          ゴール2

昨年より沿道の応援が多かったそうで少しは生活が落ち着いたのかもと思った方も多かったようです。復興が進む様子は参加者にも力になりますね。「元気をもらった、来年もぜひ参加したい」という声も多かったようです。

         自衛隊さん出動

ゴールでは自衛隊さんが本格的な機材を使い手馴れた様子でカキ汁を作っていました。地元の方たちは驚異的なスピードで瓦礫を片付けたり、流された橋のあとに仮橋を掛けてくれた姿を忘れません。(合掌)

          カキ汁

選手には地元特産のカキ汁が振舞われました。ぷりぷりのカキから濃い旨みが出て疲れた体に染み渡ったことでしょう。例年この時期には観光協会主催のカキ小屋がオープンして3000円で殻付きカキの焼き食べ放題(カキ飯セットつき)が人気なそうですが、今年は海水温が高く生育が遅れていて開店準備中でした、残念。
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