写真つれづれ bP56


        第1回KYOTO WOODS RAKUHOKU
            トレイルランニングレース
               2014.7.13

京都市中心部からバスで1時間半の左京区花背地区は奈良平安の昔から都造営や寺社仏閣建立の際に木材供給地として日本の文化を支えて来た地域です。スタート地近くの峰定寺(ぶじょうじ・850年前に創建)には現在も関西一円から山伏姿の修験者が行に集まるそうです。写真は京都府HPから。

       前夜祭

スタート会場の山村都市交流の森・森愛館で前夜祭が行われました。安全祈願の巫女さん2人の神楽舞奉納や地域の伝統行事・百井の湯上げ祭り、大原野の竹太筒(たけだいこ)などが披露されました。日ごろ不信心の身ですが有り難いことでした。

      バイキング

山村都市交流の森にはいろいろな施設があり四季折々の豊かな自然を楽しめるようになっています。前夜祭の食事は宿泊施設翠峰荘の地元野菜たっぷりバイキング。どれも優しい味で美味しく頂きました。これでも遠慮した量。
スタート 2〜3日前の天気予報では台風一過の晴天のはずが前日から雨。距離40Km、累積標高2500m、トレイル率99%、制限時間10時間のレースに282名がスタートしました。今回はスタートとゴールの計測を担当しました。

       樹齢1000年超

地元の山好きの方々が「都会の人にこの素晴らしい山を走って欲しい」と今回のレースのために道を付けたところもあったそうです。巨樹の間を縫う地図にも載っていないコースに「圧倒された」「屋久島みたいだった」「幻想的だった」等の感想が多かったです。写真は大会HPから。

        ゴール

左奥の古民家の軒先が今回の記録場所。ゴールしたのは244名、何度も滑って転んだ方が多かったようです。優勝タイムは男子4:08:08、女子5:27:04でした。女子の半数は9時間以上でしたので日没間近のゴールになりました。大雨のなかランナーもスタッフの方々もお疲れ様でした。横を流れる小川は農水路、泥だらけの足を洗って気持ちよさそう。

         祇園祭

大会翌日の京都市中心部はあちこち通行止めにして祇園祭・山鉾の準備に忙しそうでした。
保育園児や小学生の市内見学日のようで微笑ましい、こうやってお祭りが体に染み込んで伝承されて行くんだな。
前号へ 次号へ

Home Pageへ