写真つれづれ bP62


   京都マラソン2015
    2015.2.15

東日本大震災の翌2012年3月11日に第1回大会が開催されました。写真の仁和寺二王門前で多数のお坊さんが筆書きの横断幕を掲げてランナーを応援する姿が風物詩になっているそうです。毎年変わる文言も関心を集め今年は「走れ!復興支援の心と共に」でした。

      渡月橋

7つの世界文化遺産と観光名所満載のコースをフルマラソン15229名、ペア駅伝108組、車椅子7名が完走しました。西京極総合運動公園をスタートして間もなく桂川沿いに渡月橋が見えてきます。今回はゴール近くで記録室業務を担当しました。
毎年旧盆に松明が燃やされる「五山の送り火」6会場もコース沿いにあります。大の字だけではないのですね。
異なる宗教者4人一組で世界平和を願うたすきを42.195キロ繋ぐ「Inter Faith(諸宗教間交流)駅伝」も昨年から併催されているそうです。

    京都府立植物園

昨年までの終盤難所の狐坂から今年は府立公園の中を通るコースに変わりました。ここがペア駅伝の中継地点です。24ヘクタールの広大な敷地には12000種12万本の植物があり四季折々の自然が楽しめるようです。写真はHPから。

      まちなか

京都御所や京都市役所近くの丸太町通、河原町通の「まちなか」がコースになったのも今年から。写真は7月の祇園祭り山鉾巡行中の河原町通りの様子です。ノーベル賞の山中教授が応援大使として完走し「来た!見た!」と沿道も盛り上がっていた様子。

時折陽射しはあるものの小雨が降ったりやんだりの底冷えのする日でしたが、途切れない熱い声援が続きました。平安神宮を右に曲がるとゴールです。「沿道盛り上げ隊」には太鼓や吹奏楽の他にチアリーディングやベリーダンスなどもあったそうです。元気出そう。
学生時代レコードで良く聞いた山本邦山の 銀界は風や水などの自然界を尺八で現した名曲です。その中に「竜安寺の石庭」という曲が入っていたのを思い出し、しばし心はあの頃に。庭の裏手にあった「知足のつくばい(吾唯足知)」の本物は非公開の茶室にあるそうです。石庭の後は竜安寺西源院で広い日本庭園を見ながら熱燗で湯豆腐。なめらかな豆腐が2丁分位入っていてこれだけで結構温まり腹いっぱい。文化遺産の中なので火気厳禁、コンロの炭に火は点いていませんでした。1500円。
前号へ 次号へ 仁和寺二王門、五山の送り火、河原町通の写真はWikipediaからお借りしました。

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